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谷崎潤一郎は、『痴人の愛』に描いた暮らしの多くを、自らも実践していた作家である。1920年代初頭、横浜の洋風地区・山手に移り住み、後に作中人物に与えたのと同じ社交ダンスや洋装を自ら楽しんだ。1923年の関東大震災をきっかけに、関西地方へ移り住むことになる。