Tabi Tales

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村上春樹は、世界的に最も知られる日本人作家の一人である。ジャズバー、静かな喫茶店、街歩きなど、彼の作品には東京の風景が繰り返し登場する。
谷崎潤一郎は、『痴人の愛』に描いた暮らしの多くを、自らも実践していた作家である。1920年代初頭、横浜の洋風地区・山手に移り住み、後に作中人物に与えたのと同じ社交ダンスや洋装を自ら楽しんだ。1923年の関東大震災をきっかけに、関西地方へ移り住むことになる。
井伏鱒二は、生涯を通じて市井の人々の暮らしを、抑えた筆致とユーモアで描き続けた作家である。代表作『黒い雨』(1966年)は、実在する被爆者の日記をもとに書かれている。

井伏鱒二にゆかりの地

紫式部は、西暦1000年前後の平安朝廷に仕えた女房であり、世界最古の小説とされる『源氏物語』の作者である。実生活について分かっていることは、自身の日記や当時の宮廷記録から知られる範囲にとどまる。「紫式部」という呼び名自体も後世につけられたもので、本名は記録に残っていない。

紫式部にゆかりの地

夏目漱石は、近代日本文学を代表する作家として広く知られている。彼の小説の舞台には、実際に暮らし教鞭を執った場所が数多く重なる。四国の湯屋から、漱石自身が眠る東京の墓地まで、その広がりはさまざまだ。
紀行文『津軽』では、生家のある金木から、幼い頃の太宰を育てた「たけ」と再会した小泊まで、青森県北部の故郷を辿る旅の道のりが描かれている。
「日本近代文学の父」とも称され、新人作家に贈られる日本最高峰の文学賞、芥川賞にその名を残す。晩年の作品『歯車』は、1927年に自殺する数週間前に書き上げられたもので、当時彼を蝕んでいた妄想をほぼそのまま記録したような作品である。

芥川龍之介にゆかりの地

大城立裕は、戦後の沖縄で27年間続いた米軍統治のもとで育った。1967年、『カクテル・パーティー』で沖縄出身作家として初めて芥川賞を受賞している。

大城立裕にゆかりの地

川端康成は1968年、日本人として初めてノーベル文学賞を受賞した作家であり、『雪国』はその受賞理由の一つに挙げられている。1934年から温泉町・湯沢を繰り返し訪れ、定宿としていた旅館の一室で作品の一部を執筆した。

川端康成にゆかりの地

三島由紀夫は、戦後日本を代表する国際的な知名度を持つ作家であり、美と破壊への強い執着を生涯持ち続けた。『金閣寺』は、1950年に実際に起きた京都・金閣寺放火事件を題材に、美に取り憑かれていく人間の内面を描いた作品である。

三島由紀夫にゆかりの地