Tabi Tales

太宰治夏目漱石谷崎潤一郎関東神奈川

鎌倉・横浜ゆかりの地をめぐる文学の海岸線

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太宰治が入水を図った鎌倉の岬、『こころ』の物語が始まる浜辺、そして谷崎潤一郎が『痴人の愛』の日々を実際に過ごした横浜・山手の丘。東京から日帰りできる海岸線を、三つの小説でたどる。

この記事で紹介した作品

人間失格

人間失格

太宰治

こころ

こころ

夏目漱石

痴人の愛

痴人の愛

谷崎潤一郎

鎌倉と横浜は、東京の南西に広がる同じ海岸線の上にあり、電車で少し移動すればつながっています。この二つの街には、まったく異なる三つの小説の実在の舞台が残っています。

このコースは、鎌倉の江ノ電沿線から、横浜・山手の旧外国人居留地まで、海岸沿いをたどります。東京からの長めの日帰り旅行としても、もう少しゆったりした一泊二日の旅としても楽しめます。

立ち寄り先1: 小動岬(鎌倉) — 『人間失格』の転機となった岬

鎌倉・小動岬と腰越漁港
写真: SuFlyer / Wikimedia Commons

太宰治『人間失格』の物語の転機となる場面で、主人公は鎌倉の海でバーの女給とともに入水自殺を図ります。これは太宰自身の完全な創作ではありません。1930年、21歳だった太宰は、この小さな岬で、19歳のバーの女給とともに実際に睡眠薬を大量に服用しました。相手の女性は亡くなり、太宰は生き残ります。

小動岬は今も残っています。七里ヶ浜と腰越海岸の間に突き出た静かな岬で、先端には神社があり、江の島を望むことができます。詳細は、『人間失格』ゆかりの地をめぐるガイドで紹介しています。

立ち寄り先2: 由比ヶ浜(鎌倉) — 『こころ』が始まる浜辺

鎌倉の由比ヶ浜
写真: Klaasjeoranje / Wikimedia Commons

同じ江ノ電沿線に少し乗れば着く由比ヶ浜は、夏目漱石『こころ』の冒頭、語り手が「先生」に初めて気づく場面の、最も広く受け入れられている実在地です。

鎌倉の寺社めぐりとあわせて訪れるのに、ちょうどよい立ち寄り先です。詳細と、『こころ』のもう一つの舞台である東京側の場所については、『こころ』ゆかりの地をめぐるガイドで紹介しています。

立ち寄り先3: 横浜・山手 — 谷崎が『痴人の愛』を生きた丘

横浜・山手のエリスマン邸
写真: Kakidai / Wikimedia Commons

鎌倉から電車でおよそ30分ほどで、横浜に着きます。谷崎潤一郎の1924年の小説『痴人の愛』は、横浜・山手の旧外国人居留地にある西洋館で幕を閉じます。谷崎自身も1922年にこの街に移り住み、小説の中で登場人物たちに与えたのと同じ、社交ダンスや西洋風の服装を実際に取り入れていました。

「エリスマン邸」を中心とする、保存された西洋風住宅の一角は、無料で一般公開されています。詳細は、『痴人の愛』ゆかりの地をめぐるガイドで紹介しています。

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旅の実用メモ

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著者について

紀行文『津軽』では、生家のある金木から、幼い頃の太宰を育てた「たけ」と再会した小泊まで、青森県北部の故郷を辿る旅の道のりが描かれている。

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